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頑張れ、中国の金型産業

「誰でも出来る金型ではなく、誰にも出来ない金型を目指したい」、「職人は必要だけれども、当社ではナノ加工であろうと、誰でも出来る体制を構築している」とおしゃっるのは日本企業協和精機製作所の社長様小暮 朋夫 。

 同社は技術の標準化、マニュアル化を進めている。例えば、3次元設計された金型部品を標準化し、いくつもの加工データを蓄積させていくことで、金型の構造に合わせた部品の選択を可能にし、誰もが加工できるようマニュアルを作り上げた。「1人の技術者しか持っていないオンリーワン技術では技術の継承は難しい」と話すように、技術の見える化を図ることで、技術継承しやすい体制を構築。それにより、「ナノ加工機もフォーマットを作り、誰でも加工できるようになった」。

 一方で、経験を積んだ金型職人の重要性も説く。「金型作りの最終工程は手仕上げで、金型に魂を吹き込むところ」と、長年の経験による技能が最終的に高品質な金型へと昇華させる。「この世界は場数が重要」と説き、経験を踏むことが技能を上げる手段であるとした。

 それを踏まえ、同社は現場を重要視している。社員は現場を経験した後、適正によって設計者や営業などに配属される。「現場ありきといえば、大げさ過ぎる」と小暮社長は言うが、金型がどのような構造で、どのような部品が使われているのかを知ることが大切であり、顧客に技術提案する基本となる。これまで培った金型の実績と加工技術を活かし、「常に変化し続ける世の中のニーズに応え、信頼されるベストパートナーを目指す」と意気込みを語る。


精密プラスチック金型、精密パーツ、プレス金型、精密プレス金型部品と設計、開発、生産加工に取り組む。

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